近隣にある堺市立原山台中学校の卒業式で、卒業生全員と担任の先生方の胸に、今年も作業所でこしらえたコサージュが咲いてくれました。だから卒業式は作業所のみんなにとっても晴れの日。これももう8年間続いている。地域福祉に最大の理解とご協力を頂いている関係者各位に心から感謝を述べたい。

思えば、近隣の人々の温かい心に、これまで随分助けていただいた。作業所の前に小さな畑があった頃、うまく作物が作れないでいると、いつのまにか土の色や、盛り方が変わっている。きっと日焼けした正義の味方が夜を徹して作業をしてくれたのだろう。いまだに、どこの誰かはわからない。

こういった善意の心に何度も触れた。だから、われわれは悪意に負けずにここまで歩いてこれた。

『人に魚を与えれば、一日で食べてしまうが、釣りを教えれば一生食べていける』とは、老子の言葉だったように思う。

いただいた善意のおかえし。それが今後の私たちの大きな仕事だ。