網膜剥離で目の手術をしてから8年、今度はもう一方の目が網膜裂肛という敵にやられてしまった。
しばらくは目を酷使しないようにと告げながらも、作業所は休まずに通えた。
しかし、このサイトもコラムの更新もピタッと歩みが止まってしまった。
目の養生や多忙を言い訳にしながら、つまりはパソコンの前に座ることから逃げてしまっていた。
ところが、すっかり怠け者となったこの目に、突如まばゆい光が差し込んだ。
更新せずにはおられない、嬉しい出来事があった。
作業所では授産製品の手作りのコサージュを、
毎年近隣の中学校と、支援学校の卒業式に納めさせてもらっているが、
少し前、市内のある高校から「ぜひうちの学校にも」と一本の電話があった。
とくに、宣伝をしているわけでもない。
受注のある分、コツコツと細々とこしらえてきたコサージュだ。
どこでカトレア作業所のコサージュをを知ってくれたのか、不思議だった。
「うちの学校の卒業生が、カトレア作業所のホームページを見て
『このコサージュを卒業式に』と勧めたんです」と、担当の教師が話してくれた。
利用者の収入が増える喜びとともに
自ら閉ざしてしまったホームページの中の花を、見つけだしてくれた人の気持ちが心に染みた。
見知らぬ若い人が開いてくれたこのページ。
そして教え子のその言葉を受け取って
作業所まで走ってこられた教師。ほんとうにありがとうございました。
卒業の日には、花びらの一枚一枚にお祝いのエールをこめて、
私たちのコサージュを届けます。